なかなかに興味深い、内容の勉強会があったので参加してきました。
【本日開催!】【WordPress特別セミナー】StaticPress × S3 × Vagrant 勉強会 : ATND |
きっかけ
先般、WordPressの大量乗っ取りが発生し、改めて脆弱性やセキュリティ問題がクローズアップされる中、masuidriveこと増井雄一郎さんが自身のブログの環境を「StaticPress × AWS S3 × Vagrant」に移行しました。今回は、この増井さんの一連の行為について、各コミュニティリーダー達が一同に集い、その「理由」に迫ります。この概要を見たことに起因するのと、
やっぱり、WordPressで簡単にサイト構築が出来るとはいえ、WordPress自体のメンテナンスが面倒なので
サーバー上にWordPress本体を置かない運用について考えていたところだった。
たいして更新しないサイトは、静的HTMLとして置いておくだけにしたかった。
もう一つ!
スピーカーの方々が、とにかくメジャーな方々だった。
タイムテーブル
時間 | プログラム・スピーカー |
---|---|
13:00~13:05 | はじめに 川井健史さん@siroi_mogutan |
13:05~13:55 | 第1部 WordPressサイトを長期的にメンテナンスするために 高野直子さん@naokomc |
14:05~14:55 | 第2部 Amazon S3でWordPressを動かす 増井雄一郎さん@masuidrive |
15:05~15:55 | 第3部 現場視点で語るStaticPress開発の背景と事例 |
16:05~16:55 | 第4部 Amazon S3による静的Webサイトホスティング 堀内康弘さん@horiuchi |
17:05~17:55 | 第5部 仮想マシンざっくり解説と実践Vagrant 澤登亨彦さん@sawanoboly |
17:55~18:00 | さいごに Web CAT Studio 長尾悠さん@WebCATStudio |
WordPressサイトを長期的にメンテナンスするために
automattic社の高野さんによるセッションセッションメモ
- アップグレードしない理由
- フラグイン、テーマが使えなくなる
- 独自カスタマイズが上書きされる
- 使っている環境のPHPのバージョンが古い
- サイトが多くて面倒
- たまにしかログインしないから。忘れる
- アップグレードの自動化
- マルチサイト機能、タクソノミーを使ったサイトの統合
気づき
アップグレードしない理由については、各々理由があり答えが一つではない。それぞれ、一つづつ解決させていくしかない!
一つの解決方法として、自動アップグレードがあり、「3.7」から標準搭載される予定(いろいろ反発はあるが、開発側からの一つの答えであるとのこと)
紹介されたプラグイン
WordPress › Automatic Updater « WordPress Plugins |
WordPress › WordPress Beta Tester « WordPress Plugins |
最後に、どこどこで言われていたからやったとかではなく、しっかりとした情報を自ら、得るべき!
この言葉は本当にそうだ!と思いました。
何でもかんでも他人だけ!に頼るべきではないと思います。
詳しくはスライドを確認して下さい。
WordPress サイトの 長期的メンテナンス
Amazon S3でWordPressを動かす
プログラム大好き!増井さんによるセッションセッションメモ
- バージョンアップを行う理由
- サイトの乗っ取りの対策
- プラグインの対応のためv3.5以上しか対応していないなど
- 個人サイトのサーバー運用の手間を減らしたい
- 考えた環境 - レンタルブログ (Livedoor blog、SeesaaBlogなど)
- PaaS
そこで、静的HTMLを作れないか?
候補として、「Jekyll」、「Octopress」があったが・・・
- 気に入るテーマ
- タグ機能
- 関連記事の一覧生成
WordPress一択!じゃあ、静的HTMLを生成する機能を作るか利用するかで、Twitterで人力検索w
StaticPress/ReallyStatic + Amazon S3
結果、「ReallyStatic」では高機能なもののうまく行かなかった。
静的HTMLにすることによる弊害
- テーマでUAによって、表示切り替えしているもの
- コメント機能(Disqus,FacebookCommentにより回避)
- トラックバックはスパムが多いので使わない
他のコメント解決策
ブログにはてブのコメントを表示するhatana_bookmark_anywhere.js – @masuidrive blog |
@snicker_jp @masuidrive 昔、WP 用のプラグインを作りました http://t.co/wqy9kMdRn3 #staticwpS3の知らなかった機能URL rewrite
— wokamoto (@wokamoto) October 13, 2013
【まとめ】動的プラグインの解決策
- プラグインあきらめる or StaticPressあきらめる
- JavaScriptベースのものに変える
- 対応できるように頑張る
- テーマはスマホで切り替えるものではなくて、レスポンシブテーマにする
元あったWordPressBasic認証などで、外から見えないようにする
気づき
非常に発表がうまいです!
いろいろ、考えられていて面白いな〜って思いました。
私もやってみようと!
ただ、万人に有用な手順ではないですよ!比較的にプログラマさんなどエンジニア寄りの考えです。
鵜呑みにして、普通の方がこれをやるとおそらくですがすごく苦労すると思います。
詳しくはスライドを確認して下さい。
Amazon S3でWordPressを動かす // Speaker Deck
また、このサービスを利用させていただいていますが、ものすごく便利です!「オンラインメモサービス」
wri.pe - simple and smart notepad |
現場視点で語るStaticPress開発の背景と事例
デジタルキューブの小賀さんと岡本さん(staticpress開発者)によるセッション!セッションメモ
小賀さん
いくつかの、staticpressのベストプラクティスを提示くださいました。
「Really Static」を使おうとしたけど、いろいろうまく動かなかったので、「staticpress」を作った。
URLの書き換えを行っていて、localhost環境でも大丈夫
OGP関係のmetaタグは書き換えてない(不具合あったら教えて下さいとのこと)
増井さんのところで聞きたかった、「サイト内検索」はGoogleの「カスタム検索」で
いくつかの、staticpressのベストプラクティスを提示くださいました。
- 更新頻度が低いサイト
- ○◯砲! 急に来るアクセス対策
- ランニングコストを下げたい
- キャンペーンサイトの永代供養
「Really Static」を使おうとしたけど、いろいろうまく動かなかったので、「staticpress」を作った。
URLの書き換えを行っていて、localhost環境でも大丈夫
OGP関係のmetaタグは書き換えてない(不具合あったら教えて下さいとのこと)
増井さんのところで聞きたかった、「サイト内検索」はGoogleの「カスタム検索」で
気づき
小賀さんは、最初「静的HTML」最強説を唱え。だったら「MovableType」でいいんじゃね!?まで言っていましたが、最終的にはWordPressの機能を100%使うためにも、通常の環境で無いとダメなんです。と力説されていました!(^^ゞ
また、ランニングコストに関してもしっかり試算されているところが本当にすごかった。
最近クラウド界隈で感じるのが、インフラエンジニアの人件費削減。
スライドから私だけだとは思いますが、感じ取ってしまいました!w
がんばろう!
岡本さんは、このプラグインを1日で作られたそうです。日々修正はされていると思いますが。
ドキュメントもしっかりされていてすごいですよね〜
詳しくはスライドを確認して下さい。
StaticPress |
Amazon S3による静的Webサイトホスティング
気づきS3オンリーでここまで、Webサーバーの機能が充実しているとは思わなかった。
「Redirect」とか、面白そうなので試してみようと思います。
権限設定の動作仕様も資料に書かれていて非常に有益です。
Amazon S3による静的Webサイトホスティング |
仮想マシンざっくり解説と実践Vagrant
気づき
WordPressのセッションで、まさかのCPUとか仮想マシンとかがスライドで出てくるとは!
WordPressの勉強会がこういう話が聞けるのは、斬新! すごーい!o(^▽^)o pic.twitter.com/ht8Pd6o4zw非常にわかりやすく、楽しいセッションをしていただきました。
— snicker_jp (@snicker_jp) October 13, 2013
Vagrantに関して言えば、概要って部分でしたよ。
まとめ
- 久しぶりの長時間 勉強会の参加でしたが、いや〜濃い!
- 「staticpress」気になるのですぐに試してみようと思います!
- それにしても、「WordPress」関連「Vagrant」人気高いですね〜(^^ゞ