2015年9月15日火曜日

1分で分かった気になる『Ansible Meetup in Tokyo 2015.09』参加レポート! & 資料まとめ #ansiblejp


Ansible ユーザーの なのまる です!

異常なまでに盛り上がりを見せている、AnsibleのMeetupに行ってきました!
160人の参加枠に『265人』(9月14日現在)の登録があったMeetupに参加出来ました・・・。

もくじ



『Ansible Meetup in Tokyo 2015.09』概要

入門Ansibleの著者でもある@r_rudiさんと「日本経済新聞社 デジタル編成局」さんによる、構成管理ツール「Ansible」のMeetupです!

イベントページは以下より
Ansible Meetup in Tokyo 2015.09 (2015/09/14 19:00〜)
動画配信はこちらから
とても広い会場で、日本経済新聞社さんありがとうございます!

Ansible、ココ数ヶ月の伸びがすごい!

Ansibleは今年に入ってから、日本国内で盛り上がっていたChefの勢いを超す勢いがあるようです!

「Ansibleを結構使ってみた」 (@bungoume) (日経電子版)

会場のご提供いただいている、日本経済新聞社さんより。発表者さんは入社2年目の方・・・すげーなー

Ansibleを使う目的の一つ目が、大人すぎるw
2年目なんて、何も考えず会社の流儀に従っていたようなwww
サーバー構成は、CI環境がホントこうだったらいいね!って感じの構成!
でも、ELBの下にHAProxy2回出てきて、間にVarnishがあるとか結構不思議w
この3つかなり大事!
  • サーバ相乗りやめる
  • ログなどを外出しする
  • サーバーのRole名を統一する(これ、結構難しいw)

などなど、素晴らしい内容でした!詳しくは資料を。


「Ansible 2.0」(@r_rudi) (ツキノワ)

まだ出ていない「Ansible 2.0」のお話。

2.0というくらいなので、大きな変更が行われているが。内部のみ。
『従来のPlaybookと100% 互換』を目指して作られている
イレギュラーなTask分割に便利な「block」の追加
その他、block,rescue,alwaysなど状態による処理の追加
残念ながら、最初のAnsible v2.0にはPython3の対応は入っていないそう!
ただ、Python3対応のPullRequestは受け付けているので、今後に期待!

まとめ
Playbookに変更はいらないけど、自作モジュールなりそれなりに変更するところはある
他にも、たくさんの変更をまとめて頂いている資料がこちら


「Ansible v2 で kubernetesクラスターを組んでみた」(h-hirokawa) (株式会社リアルグローブ)

Ansibleのv2 Alpha2を使った、kubernetesの構築話
内容が結構、濃い。コア。
ただ、ココ!ここハマったわー!
Pythonが入っていない環境に「PyPy」で作ったバイナリを置いて、Ansibleを実行する!
めちゃいい話!
資料の公開が見つからなかったので、Githubのリポジトリをどーぞ!

資料あった。

LT

LTは8名

@saito_hideki 「Dynamic Inventory」

「Dynamic Inventory」の紹介と、書き方を間違えると危ないよ!っていうお話

@tsarah0822 「Ansibleを使ってみよう~Windowsターゲット編~」

AnsibleがWindowsに対応しているって初めて知ったw

ynn 「main.ymlをまとめる」

資料は見つけられていないのですが、見た感じ素晴らしい物でした!
roleの下にあるymlをひとつのファイルにまとめ・・・開発が終わったら、もとに戻す!

Ansibleあるあるなので、結構面白かったです!

元ネタ?

追記


@ks888sk 「serverspecを導入したものの放置気味な人へ」

とっても挑戦的な、お題目!
(はい、私それです!って思ったw)

Kirbyというツールを作られていて、テストのないところを指摘してくれる「超絶便利ツール」
元ネタとなっているブログ記事


@grenteeea 「ansible のリポジトリ構成こんなんですーdrone/docker 使った CI やってますー」

AnsibleのCIって、結構大変だと思っているんですけどヒトツの解を示してくれています。

@oinume 「Vagrant環境でansible-playbookを爆速にする(仮)」

VagrantとAnsibleを使った構成で、プロビジョニングを爆速にするTips
  • どれに時間がかかっているか、プロファイルする
  • パッケージは、国内ミラーからに変更する
  • NICはVirtualBoxの標準じゃないものにする
など、Tipsの塊でした〜

資料は見つかりません円!

追記

@kk_Ataka 「SIerがAnsible導入を目指す(仮)」

Ansibleの初期導入時にある、「あるある」ネタですね!
大きな会社さんとかでは、説得が必要なので参考になると思います!


@hogegashi 「モジュール作成(仮)」

なかなかに面白い内容。
自作のモジュールを作って、Ansible Galaxyに登録。本家アップストリームに登録するまでのお話w





まとめ


  • やっぱり、自分も使っていて。実際に使いこなしている人の話を聞くのは刺激になる!
  • どの話も結構腑に落ちてくるので、みんな色々工夫しているんだな〜!って思いました!
  • それにしても、Ansibleの最近の盛り上がりは異常ですw


Ansbileのメリット・デメリット

最後ですが、自分が思うAnsibleの『メリット・デメリット』をあげておこうと思います!

メリット


  • SSHさえ使えればいい
  • サーバーにAgentを入れる必要がない
  • 設定がYAMLで(比較的)簡単に書ける
  • より手順書ライク


デメリット(向かないこと)


  • 簡単が故に、完全性は別途担保する必要がある
    Agentが居ないので、定期実行出来ない
  • より複雑な処理を設定に書けない(YAMLでは表現できない条件分岐など)
  • リモート管理の場合、SSHポートが開いている必要がある


こちらもよいまとめ

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