あんまり需要が無いはずですが、「VMware ESXi 4.1」で「RedHat 8」 を動かしてみました。
そのメモです。どれだけ需要があるんだか!?
使ってくれた方は是非、コメントを!
前提条件
- VMware ESXi 4.1 (移行先)
- RedHat 8 (移行元)
準備するもの
- LiveCD
- RedHat 8のDisc1
事前準備
仮想マシン作成
まずは、ESXiで「新規仮想マシン」を作成します。いくつかの注意点だけ抜粋します。
「32bit」のLinuxOSを選択します。当然ですね。
事前に「仮想マシン」のディスク容量は「移行元(RedHat8)」より多めに確保しておいた方がいいです。
仮想マシンのHDD操作
次に、「仮想マシン」のHDDを操作します。この「仮想マシン」を
「RedHat8のdisc1」から立ち上げて、「linux rescue」で起動後
HDDの
- パーティション作成
- フォーマット
- ラベル付け
一度、LiveCDのGpartedでやったんですが、
どうもうまく動かない不具合がありましたので、先輩改め「常盤台中学 上条麻琴さん」からfdiskでやったら?と助言の元、fdiskでパーティション作成しました。
これが、「/dev/sda」の情報を表示させたところ
fdiskで作成完了したところ
ついでにスクリプト作っちゃいました。でも、コンソールじゃコピペが使えないか・・・><
(fdiskコマンドを忘れがちなので・・・)
簡単に上のスクリプトの内容パーティションを3つ作成
- Linuxパーティション -> 余裕のある大きさ
- SWAP -> 4GBくらい
- Linuxパーティション -> 残り全部
- ファイルシステム作成
- スワップ作成
- ラベル付与
ざっくりと以下のような構成を作りたかったのです。
P2V作業(転送)
ずいぶん、事前準備が長くなってしまいましたが、ここからが本番のP2V作業です。環境
- Ubuntu 12.04 Japanese(i386)のLiveCD
CentOSのLiveCDでもやってみたんですが、どうもできたデータにエラーが多発したので・・・。
Ubuntuでやりました。
要は、LiveCDからSSHでつないで、tarでアーカイブした内容を新しいディスクに書きだすという内容です。
「移行元(RedHat8)」のディスク容量にもよりますが、結構時間がかかりました・・・。
以上が転送です。
P2V作業(起動設定)
環境
- RedHat 8 disc1 「linux rescue」起動
やること
- fsck
- modules.confの修正
- initrdの作成
- grubのインストール
fsck
これは、一応です。結構頻繁にFileSystemのエラーが表示されていたので、実行しています。
modules.confの修正
「RedHat 8」のCDで立ち上げて、「lsmod」をしてscsi系とeth系を修正します。例として、以下を残します。
initrdの作成
modules.confの修正を終えた状態で。まず、マウントしてchrootしてという感じなんですが、CDから起動すると「/mnt/sysimage」 にマウントするか聞いてくるので、そのままマウントしました。
ここで、ちゃんとラベル情報がついていれば、
「/boot」に「/dev/sda1」
「/」に「/dev/sda3」
がマウントされます。
されなかったら、自分でしてください。
「/dev/sda3」をマウントした場所をchrootします。
今回はCDが勝手にマウントしてくれたのを例にして
と実行します。
次に、initrdのバックアップと新規作成です。
バージョン番号は適宜読みかえてください。
grubのインストール
「/dev/sda」を起動できるようにgrubをインストールします。以上で、一通り終了です。
きっとこれで再起動すれば「RedHat 8」が立ち上がってくるでしょう!
長いことお疲れ様でした!