つい先日もJenkis導入ネタを書いたばかりの「インストールマニア」 @snicker_jp です。
※注
この内容は、2013年4月17日時点の情報です!
Azureは常に進化を遂げているので、この情報が後日には使えなくなるかもしれません。
きっかけ
前記事の「JenkinsをRPMでインストールしてみた」を共有したら
Azure MVPの某御方に
「Jenkins on Azure (PaaS) 楽しみです。」
と、言われたからw
せっかくなので、やってみました!
Azure の PaaS(Windows Azure Cloud Services)でJavaを動かします。
必要なもの
- Windows Azure SDK 1.8
- Eclipse(Pleiades All in One)
- Windows Azure Plugin for Eclipse with Java
- Jenkinsのwarファイル
- .NET Framework 3.5 SP1← ここ意外と大事w
- Windows OS (7 or 2008R2) ← 多分「8系」でも大丈夫だと思います。
前提条件
- 「Windows Azure SDK」、「Eclipse」に「Azure Plugin」、「JDK」他「必要なもの」はインストールが済んでいるものとします。
- あくまで、動かすことが目的です!(インストールマニアなので)
手順
前提を踏まえた上で、手順です。Jenkinsのwarファイルの準備
- Jenkins本家サイトから「warファイル」のダウンロード
Eclipseで「Windows Azure プロジェクト」を作成
- 「New Windows Azure Deployment Project」ボタンから作成
- プロジェクト名を入力して「次へ」
- 例:「JenkinsOnAzureProject」
- JDKのパス設定
- Locally: 「C:\pleiades\java\7」
- サーバーのパス設定(Tomcat)
- Locally: 「C:\pleiades\tomcat\7.0」
- アプリケーション設定(Jenkins.warの追加)
追加から
- 「jenkins.war」のパスを選択して「OK」
- 「jenkins.war」が追加されているのを確認して「次へ」
- ここはそのまま何も付けない
- プロジェクトが出来ていることが確認できます
ローカルデバッグ
- 「Windows Azure プロジェクト」を選んで、「Run in Windows Azure Emulator」ボタンをクリック
- 自動的にビルド、Tomcatの起動、ポート設定まで完了します
↑この画面になればOK
- 確認
http://localhost/jenkins/
にアクセス
確認できました
次に「Windows Azure」にデプロイするための設定をします
※「リモートアクセス」が有効になっていると、現時点ではなぜかデプロイに失敗するので、無効化します
- 「Windows Azure プロジェクト」の「プロパティー」を開きます
- こんな画面です
- 「リモートアクセス」を探して、画面のようにチェックを外して「無効化」します
以上で、準備完了です
Windows Azureへデプロイ! (Eclipseから)
- プロジェクトを選択して、「Publish to Windows Azure Cloud」をクリック
- 「Import from PUBLISH-SETTINGS file...」を読み込ませた状態で、希望に合わせて設定します
詳しい説明は割愛します(後日また書くかもしれません)
また、ターゲットを「製品」にするとデプロイがうまく行かなかったので、一度「Staging」にデプロイするか、「ポータル画面」からデプロイします
- 「次へ」をクリックすると「リモートアクセス」を無効化した画面が出ますが、このまま「公開」
- ビルドし直すか聞いてきます 「はい」にして一応ビルドし直しました
- こっちが、「製品」にデプロイして失敗した画面
ローカルでちゃんと動いていて、デプロイに失敗するようなら、「ポータル画面」を使ってデプロイしましょう
Windows Azureへデプロイ! (ポータル画面から)
- ポータルから「クラウドサービス」を選択して、対象のURLを選択後
- 「アップロード」から
- 「プロジェクト」フォルダ内の「deploy」フォルダからcspkgとcscfgをアップロードします
今回の例
C:\pleiades\workspace\JenkinsOnAzureProject\deploy
- このような感じ
- デプロイが完了すると以下の様な画面になって、URLにアクセスすれば動作確認できます
http://設定したURL/jenkins/
にアクセス!
出来ましたね!≡・ェ・≡
まとめ
- Eclipse(3.7?) からのデプロイは失敗することもあるので、失敗するときは「ポータル画面」からアップしましょう
- 「.NET Framework 3.5」も入れてくださいね
- Azure で Javaしっかり動きますよ!
ちなみに
マイクロソフトでは、
- ソース管理
- CI (継続的インテグレーション)
- テスト
- アジャイル?
に対応した、
「Team Foundation Server (TFS)」
があります。
TFSのクラウドサービス
「Team Foundation Service」
は、Azureとの連携も簡単にできます。
また、インストールマニアックスはいったんFINALを迎えましたが・・・
インストールマニアックス嫌いでも、インストールは嫌いにならないでください!☆(前田敦子風w) (。´Д⊂)